
イギリスの心理学者(レスター大学)が「The World Map of Happiness(幸福度・人生満足度世界地図)」を発表した。
この地図は 平均寿命・経済状況・教育水準・医療福祉など178カ国の基礎データと
約8万人の聞き取り調査による国際機関の報告書を分析データを参考に ランキングしたものである。
数値化は心理学的なデータから 経済状況よりも 医療福祉・教育にも重点がおかれていて 幸せ≠(ノットイコール)経済力である点が特徴的である。
作成者のホワイト氏は「健康・GDP・教育・景観の芸術性・国民の強い同一性 が高水準の国ほど幸せを感じると答える人が多い。この「幸せ度」が 新たな国家指標のひとつとなり得る。」と述べている。
また 「幸福や人生の満足度を数値化することは 現在 心理学の大きなテーマであり
経済指標とともに国家の指標として幸福の測定を行うことが 政治的な関心を集めている。」とも述べている。
最近のBBC調査では イギリス人口のうち 81%が 「政府は 金銭的な豊かさより 幸福にすることに焦点を合わせるべき」 と回答したという。
で
我らが 日本国は どのような結果になったかというと…
なんと 全国ランキング90位… 中国の82位に負けています。
中国は 国民の同一性がすこぶる高そうだが それが日本との差だろうか。
意外にも モンゴル59位、ベネズエラ25位、アイスランド4位。
上位は 北欧につづき西欧が最も多い。
最下位は アフリカのブルンジ。
日本は GDPも教育水準も健康面や長寿でも かなりいい線行っているはずなのに
やはり 都市部の景観と自殺者のせいなのだろうか。それとも GDPだけでなく 真の経済状態も 考慮されているのだろうか。
ところで 最下位のブルンジってどんな国なのか…
ルワンダとコンゴ・タンザニアに囲まれた 500kmx500kmくらいの ちいさな国。
GDPは 世界154位 国民一人当たり600ドルと 脆弱。
1963にベルギーから独立 1996年までクーデターや大統領暗殺が絶えず 93年からはほぼ無政府状態で 民族対立や内戦が絶えない状態
2003に近隣諸国の仲介で和平協定が成立したが フツ族の反政府組織解放国民軍(FNL)はその過程を拒否し、武装活動を続けた。
2006年3月になって主流派が交渉姿勢を示した。18日、政府との即時停止と2週間以上に包括的停戦協定を締結するという枠組み合意に調印。
しかし いまだに 生活の糧を失った元兵士が各地にて強盗・略奪を行う等 犯罪が多発。
治安は依然として悪い状況が続いている。
外国人が直接の標的になった 誘拐事件や殺人事件も 発生。
Happiness最下位の原因が 民族対立にあるっていうのは 悲しいですね。
だが下位の 国の多くがこのような民族対立を 幸福度低下の原因になっていると 推測されます。
こういった 民族や宗教の問題というのは 歴史や思想が複雑に絡み合って 非常に難しい問題です…
これまで 経済指標だけが 国の豊かさの評価として使われてきたことで
米国や日本・中国・韓国なんかは そればっかりに 目を奪われていますから
Hapinessを 国の指標のひとつにするというのは これからの国のあり方への考えが 変わりそうで とってもよいですね。
日本90位という結果には 少々びっくりですが 冷静に考えると実際こんなものなのかもしれないですね。
■ The World Map of Happiness(幸福度・人生満足度世界地図) http://www.le.ac.uk/pc/aw57/world/sample.html
□ 外務省 ブルンジ http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/brundi/
■ Wiki ブルンジ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%82%B8
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